離乳食は好き嫌いせず何でもよく食べていた我が子も、1歳3ヶ月の頃から投げたり、口を開かなかったり、嫌がったりするようになりました。
これまで順調だっただけに、最初は体調が悪いのかとも心配になりましたが、1歳4ヶ月の今では、毎食、格闘しています……
いろいろ試行錯誤して今のところ9割は食べてくれます。(残り1割は落としたり、残したり……)
といっても、すんなり食べてくれるわけではないので、食事の時間がストレスになりつつありますが……
今回は、うちの子どもが食べてくれない時に実践していること、そして親のイライラ対策方法をご紹介します。
我が家の食事状況
まずはうちの子どもの食事状況について。
・離乳食後期程度の食事内容(味付けはあまりしていない、出汁と風味付けのしょうゆ、ケチャップ程度)
・手づかみ食べがメイン、ご飯と汁物は親が食べさせる
・スプーンやフォークは親が乗せたり挿せば持って食べる
・食事に要する時間は30分〜40分
・朝食からあまり食べない(食べない理由は満腹感とは関係なさそう)
・好きな物は自分から食べる(トマト、かぼちゃ、煮豆、卵焼き、豆腐、納豆、魚など)
・白米が最後まで残る
そろそろ大人からの取り分けに移行しなきゃいけないのですが、親がそんなにしっかりとご飯を作っていないので…^^;
離乳食開始時から、私のこだわりは「素材の味を知ってもらうこと」でした。
・ご飯には何もかけずに白ご飯で
・野菜などは他の食材を混ぜたりせず、野菜単品の味を知ってもらう
・味付けはほとんどしない、出汁もしくはごく薄味
・ベビーフードは極力使わない
このようなこだわりを持っていたのは、
10ヶ月健診で保健士さんから
ご飯に何かをかける、混ぜることが定番化していしまうと、大きくなっても白米だけでは食べれなくなることがありますよ。
と言われたり、
ジーナの快眠講座の本に
いろいろな食品を全部ごちゃ混ぜにしてつぶしたものを食べさせていると、、お気に入りの食べ物でもすぐに飽きてしまいます。野菜に興味がなくなってしまうのは、これが原因のひとつなのです。
という一文があったからです。
なので、食材が混ざっているベビーフードはほとんど使わずにきました。(泊まりで外出する時などは使っています。)
その甲斐あってなのかわかりませんが、1歳2ヶ月までは好き嫌いもなく、出したものは何でも食べてくれていました。
食べない子どもに食べてもらう方法
我が家の食べてもらうための対策をご紹介します。
我が家の場合、白米がなかなか食べ進まないので、白米を食べてもらう方法に偏っていますが。
実物を見せる
これはベビーサインを教えるために実践したのですが、ご飯を食べさせることにも成功した方法です。
子どもが残しがちな野菜は、野菜の実物を野菜室から召喚して、「ぼく、ピーマンだよ〜食べて食べて〜」と話しかけます。
そうすると、子どもは楽しそうに食 べてくれます。食べてくれたら「わっ、食べてくれた。うれしいな〜チュッチュ」とピーマンくんがほっぺにチューします。子どもはうれしそう。
自ら(生の)ピーマンをつかんでチューしたりしています。(時にはピーマンを生のまま丸かじりすることも…)
ピーマン好き♡
この方法でうちの子どもは、ナスやピーマンが食べられるようになりました。
今ではピーマンが好きみたいで最初に食べています。(もちろん、ピーマンとナスのベビーサインも覚えることができました!)
好きなものから食べさせる
うちの子どもが好きな食べ物は、おかず(トマト、かぼちゃ、煮豆、卵焼き、豆腐、納豆、魚など)と汁物。
以前は、食事の最初に白米を(汁物と交互に)最低4口は食べさせてから、おかずのお皿(手づかみ食べ)を出すようにしていました。
お腹が空いてる最初の段階で、白米をいかにたくさん食べさせれるかが勝負だと思っていたので。
でも、最近は白米を嫌がるようになりました……最初から口を開きません。
んーーーーー
白米いらんーーーーー><
そして私がイライラする…
食べてよ〜〜〜〜〜><
そこで、白米を先に食べさせるのを諦めました。
白米を食べようとしなければ、諦めておかずのお皿を先に出し、好きなものから食べてもらうことにしました。(一応白米をのせたスプーンもお皿に乗せてます。)
白米は大抵最後まで手付かずで残りますが、好きなものを食べて満足しているのか、食欲のエンジンがかかってくるのか、少しず〜つ白米でも口を開いてくれるようになりました。
大体、おかずをほとんど食べ終わった食事開始20〜30分頃にようやく白米を食べ始めます。
食べたいものなくなったし、白米食べるか。。
そのため、うちの子どもの食事にはみそ汁やスープが必須です。さすがに白米だけではずっと食べれないので、汁物と交互にあげています。
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目の前で取り分ける
我が家では取り分け食はまだあまりやっていませんが、目の前で取り分けると食いつきが良いです。
先日もおでんを一緒に食べましたが、目の前で鍋から大根や里芋をよそうとよく食べてくれました。普段は大根、里芋は残りがちなのですが……(ただ目の前で取り分けの場合、熱くて冷ますのが時間かかりますが…)
また、うちの子どもは基本的に魚が好きですが、目の前で焼き魚をほぐして小皿に取り分けてあげると「もっともっと」と何度もおかわりしてくれます。
拍手喝采
これは盛り上げ作戦です。
ご飯をなかなか食べない時に、食べてくれたら拍手喝采!!!!!
旦那もいれば、2人揃って一口食べる度に大げさに喜んで拍手喝采!!!!!!
子どもも喜んで、口を開けやすくなります。
子どもが一口食べて自ら拍手をすることも。
パクッ!
パチパチパチ〜〜〜(ドヤ)
1回の食事で何回拍手するんやっていうくらい拍手してます。
疲れますが、一口食べてくれるだけでうれしいというかホッとするので、こちらもテンション上がります。
海苔で巻く、きな粉かける
白米限定の方法になりますが、食べない時は海苔で巻いたり、きな粉をかけると食べることが多いです。
ただ、注意点が2つあります。
1つ目は子どもにお伺いをたてること。
「海苔で巻く?」「きな粉かける?」と聞いて、子どもが嫌な素振りを見せなかったら海苔で巻いたり、きな粉をかけています。
以前、勝手にきな粉をかけてしまって、大泣きされたことあるので…
ポイントの2つ目は、その場で少しずつ。
うちの子どもだけかもしれませんが、海苔で巻いたご飯をお皿に並べていくと食べませんが、目の前で巻いて口の前に出すと口を開けて食べてくれます。
その場で巻いてあげていると、子どもが飽きてきたかなどもわかるので、「きな粉にする?」と聞いて、嫌がらなければ、きな粉をかけて食べさせています。
最近は、海苔ときな粉のベビーサインを教えています。
海苔やきな粉がほしい時に自分から教えてくれると助かるので。
(ベビーサインにはなかったので、海苔は手話、きな粉はオリジナルです)
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白米じゃないアピール
うちの子どもは納豆や汁物が好きなので、白米をのせたスプーンに納豆を一粒乗せたり、みそ汁をちょっとつけたふりをして出すと食べてくれます。
ほとんど白米の味ですが、気分的に違うみたいです……
「あと一口だけ食べて」
どうしても食べない時は「あと一口だけ食べて」とお願いします。
一口だけなら食べても良いかな、と思うのか口を開けやすくなります。
親も一口は食べてくれると、気持ちが軽くなります。
そして、一口食べると、その後も食べてくれることがあります。
意外においしかった…もう一口…
そんなときは、「えっ、もう一口食べれるの!?」と大げさに驚いて、食べたら、大げさに褒めてます。
最終手段は、混ぜる
もう、これは最終手段。
「味覚を育てる」というこだわりを捨てます。笑
残しがちな白米は、納豆をかけて納豆ごはんにしたり、汁物をかけて ねこまんまにしてしまいます。
「外ではしないからね」と言い聞かせながら…(一応)
これも子どもにやって良いかお伺いをたてます。(以前、小松菜を食べなかったから納豆に小松菜を混ぜたら大泣きされました。)
うちの子どもはねこまんまだと、大体食べてくれます。
(あまり好きではないキャベツや大根も汁物に入れることもあります。)
汁物はみそ汁、おすまし、豚汁、ミネストローネなど味付け、具材を変えて5〜6種類をローテーションしているので、飽きもこないのでしょう。
我が家では、汁物を毎食味を変えて作るのは面倒なのでキューブ状に冷凍してストックしています。
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パンを差し出す
ねこまんまなら大体食べてくれるのですが、こちらのイライラがつのっていたり、私が家事をするために自分で食べてほしい時、そんな時にはパンを差し出したこともあります。
パンなら自分で食べられるし、汚れないし、お腹も膨れるし。
他のもので興味をひく
(2019/11/21追記)
最近、最終手段のねこまんまも食べてくれない時があります…
そんなときは、他のもので興味をひいて食べさせるようになりました。
例えば、歌。
我が家オリジナルの歌で食べさせています。
おつむてんてんて〜おひじポンポンポン〜お口あーーーーーーーん
あーーーーん
ここで、すかさず口に放り込みます!
もちろん、食べたらパチパチパチ〜も忘れずに。
あとは、アンパンマンカレーの空き箱(笑)。
アンパンマンカレーを食べていた時、なかなか食べ進まなかったのでアンパンマンカレーの空き箱を渡したところ、アンパンマンを指さしたり、裏返してみたり、中に手を入れてみたり…
空き箱に夢中になっているうちに口にほおりこんでいます。
アンパン(ニコッ)
他のものに夢中になっているとなぜかちゃんと口を開くんです…
もちろん食育上良くないですね……でも、食べてくれない焦りとイライラがあるので、我が家はこれで妥協しています。
おやつを減らす
(2019/12/17追記)
15時のおやつでお腹いっぱいになると夕飯はなかなか食べません。(当たり前なんですが…)
でも、昼食を残しているとおやつで1日のカロリーを補ったほうがいいんじゃないか…と思い、ついついあげていました。
でも、おやつを少なめにすると夕飯はパクパク食べてくれます。
おやつは嗜好品というよりも、食事の間にお腹が空いていたらあげる捕食という意味合いであげるようにすると良さそうです。
おやつをスライドする
これは上の「おやつを減らす」に反しているのですが…
昼食を食べなかった場合は、おやつを昼食にあげます。(衛生的に気にならなければ…ですが。)
これは、昼寝をしっかりしてもらうため。
うちの子どもはジーナ式に沿って、昼寝は2時間寝ています。でもお腹いっぱいじゃないと長く昼寝できないようで起きてしまうことがありました。
そこで、昼食を残した場合はおやつを先にあげる。そして、昼食で残ったものはお昼寝後にあげています。
昼食時は食べなかったものも、昼寝後だと食べることがあります。お腹空いているからかな。
なかなか食べないものをがんばって食べさせるのって本当大変…
時間がかかるし、自分のストレス軽減のためにも、おやつスライドは良かったです!
最近は、ご飯を残しても良いように、ご飯を半分に分けてあげています。
以上が、子どもが食べない時の我が家の対策方法でした。
これで食べてくれるから十分なのですが、私が短気な性格ということもあり、どうしてもイライラしてしまいます……
続いてはそんな私のイライラをおさえる方法をご紹介します。
離乳食でイライラしないために
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優先順位を決める
子どもがご飯を食べなくてイライラする時は、何を優先させるかを決めると少し気持ちが楽になりました。
例えば、我が家の場合、優先順位はこんな感じです。
栄養 > 子どもが食事を楽しむ = 親のストレス減らす > 味覚を育てる > スプーンの練習 > マナー、行儀
一番に栄養をしっかりとってほしいので、味覚やマナーを捨ててねこまんまは許容しています。
そして、子どもが食事を楽しむと同じくらい親のストレスを減らすことも重要視しています。
私がイライラしてしまうと、その後の子どもとの対応にも響いてしまいますし。
イライラの原因を知る
まずは自分が何にイライラしてしまうのかを紐解きます。
私の場合は、主にイライラしてしまうのは、
・子どもがご飯を残す(成長も気になるし、変な時間にお腹が空いてぐずられるのも嫌…)
・ご飯を投げたりして後片付けが大変
です。
なので、時間がかかること、手がかかることは許容、私の素材の味を知ってほしいというこだわりも妥協します。
1つ目のイライラの原因のご飯を残さないようにするためには上記のような対策をしています。
2つ目のイライラの原因の後片付けは、後片付けの負担を減らす工夫をしています。
例えば、本当はスプーンの練習もさせたいところですが、スプーンの練習は積極的にさせていません。
スプーンの練習をするなら、豆腐、オートミール、ヨーグルトが多いです。こぼしにくい、もしこぼしても被害が少ないからです。
子どもが牛乳の入ったコップを持ったら、落としそうになったらすぐに手を出せるよう手を伸ばしておきます。牛乳がこぼれると飛び散るし拭くの大変ですから…
油を多く使う料理も極力減らしています。油が多い料理だと掃除が大変ですから…
親も一緒に食べる
離乳食の本に書いてありますね。親も一緒に食べるようにすると。
本に書いてあるのは、食育のために親も食べると書いてあるんでしょうけど、私の場合は、自分も食べることで、時間がかかる離乳食のストレスが少し減ります。
これまでも朝昼は子どもと一緒に食べていましたが、子どもの夕飯は17時と早いです。でも、最近は一緒に食べるようにしています。
子どもがなかなか食べない時間をじっと見守っているよりも、自分も食べている方が気が紛れますから。
1回の食事で大体40分……1日3食で120分……準備と後片付けを足したら1日にどれくらいの時間を離乳食に使ってるんだっていうほどですが。
まだ育休中の身なので、離乳食を手作りして、40分も食事に付き合っていられるんだと思います。仕事に復帰したらこんなことはできないと思いますが。あと半年、悪戦苦闘しながら楽しもうと思います。
「まだ子どもだから」って思ったら少し気持ちが楽に。
2人の子どもを持つママさんに言うと、「子どもはそういうもの。ご飯に40分かかるなんて当たり前。」と言われました。
私は離乳食くらいでイライラしてしまっていますが、これからの育児の方がずっと多いはずです。
「まだ1歳なんだから」そう思ったらちょっと気持ちが楽になりました。
お互いイライラしながらご飯食べても楽しくないですし。